チケットの値段

今回のテーマは「GLAYのライヴチケット7000円は高いのか?」という事で、ライヴチケットについて少し考えてみたいと思います。

GLAYは今や、日本を代表するロックバンド。チケットを取るのが難しいのはみなさんもご存知の通り。ライヴに行く人の楽しみ考えると、曲を生で聴きたいという気持ちはもちろんのこと、「生のメンバーに会いたい」と言うアイドル的な意味も他のバンドに比べておおいにあると思う(メンバーはアイドルのように見ら
れるのは好きではないようだが)。その他、ステージセットはどんな物だろうか、どんな仕掛けがあるのかと期待が生まれるし、GLAYのライヴは掛け合い等があり、観客も参加しているという気持ちが強い。

そういう考えから満足度は高い(かなり!!)ので、普通に考えれば「高いなぁ」と思える7000円という値段も充分にうなづける値段であると思う。

GLAYの7000円に比べ、特に高い値段のアーティストをネットで調べると、

ポール・マッカートニー 14000円
ローリングストーンズ  13200円

等が見つかった。すごいね(^^;

逆に有名な人でも安い(安くしている)アーティストを探してみると、GLAYのメンバーも仲の良い氣志團が4000円弱、aikoも約4000円というのが見つかりました。


次に、「チケットの料金が同じ7000円でも制作費はまちまち」という事を考えたい。

普通のライヴ(今回のハイコミツアーのような)では、同じセットで全国各地を回る事になる。セットは1回作ったものを使い回せる。更に、同じ場所で2日連続で公演をする事がよくあるがその目的は「セットを組み立てたりバラしたりする経費の削減」に他ならないと思う。つまり普通のライヴは(当たり前だが) 「観客を満足させ、お金を儲ける」という事だ。

しかし、そうでないものがある。それが「EXPO」だ。
EXPOでは、セットをその日の為だけに作る。そして、元々会場ではない場所に会場を作るので、その費用もバカにならない。1999年と2001年と2回開催されたEXPOはどっちも赤字だったようである。
余談になるが計算してみると、どこかの本で読んだ2001年のEXPO全公演の総製作費は47億円。全公演の総動員数の28万(人)にチケット代7000(円)をかけても20億円弱。その他にグッズ等の売り上げはあったと思うが、かなりの赤字だったのでは?と思う。

話が横道にそれたが、GLAYが赤字でもいいからやりたいライヴ、つまりそれは、「GLAYがやりたいライヴ」である。EXPOはお祭りのようなものであり、GLAYも自分自身も楽しみたいからという理由でEXPOというイベントをやっているのだと思う。

そういう気合でメンバーが臨(のぞ)むライヴをファンとして「外せない」と思う。
EXPOはGLAYがやりたい事。そのイベントに行かない手はない!!と思う。

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このページは、2007年10月 4日 03:33に書いたブログ記事です。

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